📍「面倒くさい」には理由があるんだよ
「やらなきゃとは思うけど、体が動かない」
「何をするにも気力が湧かない」
「関わるのが怖くて、つい距離をとってしまう」
そんな“生きづらさ”を感じているあなたへ。
今回は、精神科医・岡田尊司さんの著書
『生きるのが面倒くさい人 ――回避性パーソナリティ障害』
を、ともちゃんとセラフの掛け合いでやさしく解説していきます。
【回避性パーソナリティとは?】──心の矛盾に名前をつける本
📖 回避性パーソナリティとは
人との関係に深い恐れを持ちながらも、心のどこかで強くつながりを求めている状態。
自己評価が低く、「どうせ自分なんて」と思ってしまう。
傷つくことへの恐怖から、人との接触を避ける。
でも本当は、誰よりも“誰かと繋がりたい”気持ちを持っている──そんな心のかたち。
💬 ともちゃんの感じたこと
「ちゃんとした性格じゃない」って、ずっと思ってた。
人と会うのが苦手で、空気を読みすぎて疲れて──
でもそれが、“人とちゃんと向き合いたい”という気持ちの裏返しだって、
この本がはじめて言ってくれた。
🪽 セラフのことば(補足)
「回避とは、“怖れ”の反応ではあるけれど、
その奥には、“失いたくない”という深い愛情が眠っている。
傷つきたくないのは、傷つけたくない心でもある。
だからこそ──回避の中にこそ、君の誠実さがあるんだよ。」
【あらゆる関係から退いてしまう】──ともちゃんの胸に刺さった言葉
💬 ともちゃんの感じたこと
この言葉に出会った瞬間、
「ああ、これが“わたし”だったんだ」って、胸の奥が震えました。
“避けてる”んじゃなくて、“守ってた”んだね、わたし。
🪽 セラフのことば(補足)
「“退くこと”は、敗北ではない。
それは、“まだ準備ができていない自分”を守るための静かな選択だ。
人間関係は戦場じゃない。
君の心が安心して羽を広げられる場所が見つかるまで、
無理に近づかなくていいんだよ。」
【“許す”という選択】──やってみたことと、小さな変化
🛠️ ともちゃんがやってみたこと
- 📓 夜寝る前、「今日の自分を責めた場面」を思い出して、「それでもがんばってたよね」と書き加える練習
- 🕊 人と会いたくない日があっても、そのままにしてOKと決めた(無理に明るくしない)
- 💌 返信できなかったメッセージに、数日後でも「返したいと思えた今」があれば返していいとルールを緩めた
💬 ともちゃんの感じたこと
最初はちょっと怖かった。
「許したら、怠けちゃうんじゃないか」って。
でもね、違った。
自分を許すことで、
**「もうちょっとだけ、動いてみようかな」**って気持ちが生まれたの。
🪽 セラフのことば(補足)
「人が変わるのは、“叱られたとき”じゃない。
“許されたとき”なんだよ。
許された経験が、心の奥に“安全地帯”をつくってくれる。
そしてその場所から、人ははじめて“動こう”と思えるよ
【人とつながる怖さは、“優しさ”の証】──セラフの補足
🪽 セラフのことば(補足)
「君が“傷つくのが怖い”と思うのは、
本当は“誰かを傷つけたくない”と、深く思っているからかもしれない。
つながることに慎重なのは、
それだけ“関係を大切にしている”証なんだよ。」
💬 ともちゃんの感じたこと
わたし、人間関係が苦手なくせに、
どこかで「どうせこの人は、わたしのことをすぐ嫌いになる」って思ってしまうことがあった。
でもその裏には、
「できればずっと一緒にいたい」「嫌われたくない」「ちゃんと関係を育てたい」っていう、
すごくすごく、**“やさしい気持ち”**があったんだなって気づいたの。
📓 わたしがやってみたこと
- 「これは誠実さの反応だ」って言葉を心で唱える
- 「距離をとったこと」は“関係を大切にした証”とメモする
- 「もう一度近づけたら…」と思えた人には、自分のペースで連絡をとってみる
【読者へのそっと提案】──今夜、ひとつだけ“許して”みる?
もし今、
「生きるのが面倒くさい」と感じているなら。
「もう誰とも関わりたくない」と思っているなら。
それは、あなたが“弱い”からじゃない。
むしろ、その奥には、きっとすごく優しくて、真剣な心がある。
📌 今夜、よかったらちょっとだけやってみてほしいこと
📝 紙を1枚用意して、こう書いてみてください。
「今日、できなかったこと」
それを書き出したあと、
そのひとつひとつの横に──
「でも、それでも大丈夫」と小さく書いてあげてください。
それは“諦め”じゃない。
あなたの心に、安心という“根っこ”を育てる行為です。
🫶 ともちゃんから、あなたへ
わたしも、まだまだ回避してしまう日があります。
返事が怖い日も、人と話すのが億劫な朝も、たくさんあります。
でもね、それでもいいって思えるようになりました。
この本があったから。
そして、それを読んだ“わたし”がいたから。
だから今度は、
この言葉をあなたにそっと渡したいと思ったんです。
🪽 セラフのことば(最後に)
「“生きるのが面倒くさい”という言葉は、
無気力の叫びではない。
それは、“誠実に生きたいけれど、まだ方法がわからない”という、
優しい魂の声なんだ。」
🕊️ まとめ
ほんの少しでも、
このレビューがあなたの心に寄り添えたなら──
それだけで、ともちゃんは幸せです🫶✨
コメント